「トレデュニオン」とは

par | Avr 25, 2019

Trait d’union / トレデュニオンとは、ハイフン (−)のことです 。

« Est-il vrai que le français est une langue difficile ? »(フランス語が難しいのは本当ですか?)のように2つの単語の間に入れたりして使われます。あるいは2つの言葉を1つの言葉に変換するのにも使われます。例えば小銭入れを意味する« porte-monnaie »「porte持っている+monnaie小銭」のように。またそれだけではなく、« relation(s) entre la France et le Japon »(フランスと日本との交流)と表す代わりにハイフン記号を使って « relation(s) franco-japonaise(s) »(日仏交流)と表すように、この記号によって2つの言葉の強い繋がりが強調されます。2つの物事の繋がりと理解を促す仲介者のようなもので、日本語の「橋渡し」のような象徴的な役割があります。上記のように、2つの単語に作用する言語記号と象徴的アイデアの両方の役割を果たす「トレデュニオン」を 社名として選びました。

これからも発展し続ける日本とフランス両国の繋がりに関わりたいという思いを込めて、受講者の皆さまがフランス語習得し、フランス語での会話や読み聞きに役立てるためにフランス語指導の提供をしております。さらにご自分の考えや伝えたいことを忠実にフランス語で表現するお手伝いとして、校正のサービスも提供しております。

ステレオタイプなフランス像ではなく、ありのままの本当の姿のフランスをお伝えしながら友好的な関係を共有し、誠実かつ持続的な関係を築くことを願っております 。

自己紹介

こんにちは、Thibaut(ティボー)と申します。

フランス語のプロ講師、校正をしています。これまでに、計4000回以上のフランス語レッスンを 提供した実績があり、うち 3000回は日本人学習者への個人レッスンを 行ってきました。校正については、研究者や大学院生を対象に13世紀フランス文学詩や、船舶工学の新理論など幅広い分野で100以上の学術文書に携わりました。

ここで、私の経歴についてご紹介いたします。私は、やや幅広い分野の仕事を経験しました。最初に、フランスでソーシャルワーク専門職学位を取得し、8年以上この分野で働いていました。特に移民とサポートと政治的庇護希望者の受け入れに従事していました。当時の経験が、外国人にフランス語のレッスンをし始めるきっかけとなりました。

その後、日本語と日本文化の修士号を得るために大学に戻りました。大学生活の間、研究と並行して、大学の国際関係事務所で働き、世界各国からの留学生のために彼らが抱える住居問題や日常生活での悩みに対応していました。

2014年、日本に移り住み、フランス語指導およびフランス語文章の校正の仕事を始めました。同年、実妹と共にフランスに拠点を置く投資法人の経営を始めました。2016年、FLE(外国語としてのフランス語教授法)の学位を取得しました。

日本文化を知るきっかけは、80年代にフランスにたくさん輸入されてきた漫画やビデオゲームでした。しかし日本語の勉強や日本移住の思いを募らせたきっかけは、 日本の歴史でした。日本史特に江戸時代について研究し、いくつかの記事を執筆しました。大学および大学院在学中は、早稲田大学と静岡大学に1年ずつ留学していました。

趣味は多々ありますが、特に料理、ペットの世話(現在、2匹のウサギを飼っています)、絵を描くこと、映画や文学が好きです。職業的理由だけでなく、もともとフランス語と比較言語学にも特に興味を持っています。そして今でも世界史と日本史に魅了され続けています。学生の頃のように勉強する時間がないのが残念です。上記であげた興味の例はほんの一部で、ありとあらゆることに好奇心があります。日々、受講者の皆さまから様々な分野の知らなかったことを教えていただいています。皆さまから教えていただく事柄について、皆さまがフランス語でどう表現するか導くのが私の役目だと考えています。